到着
チェコ共和国への入国
チェコ共和国は2004年より欧州連合に加盟しました。欧州連合加盟国の国民に対しては、その他の国からの観光客と異なる規則が適用されます。しかし、身分証明書はいつでも必ず携行していなければなりません。
欧州連合加盟国の国民
欧州連合加盟国の国民は、チェコ共和国への入国の際、旅券またはその他の身分証明書が必要となります。これは、ヨーロッパ経済圏の枠組みで滞在が自由となっているスイス、ノルウェー、アイスランド、そしてリヒテンシュテインの国民にも適用されます。
欧州連合外の国の国民
欧州連合以外の国からの訪問者は、チェコ共和国への入国のために、6ヶ月以上の有効期限を残した旅券、そして場合によってはビザが必要となります。チェコ共和国への入国にビザが必要な国の一覧は、チェコ共和国外務省のホームページ( www.mzv.cz)に掲載されています。
シェンゲン協定
2007年12月21日よりチェコ共和国はシェンゲン協定の施行国になります。シェンゲン地域内では、加盟国の国民は入国審査無く国境を行き来することができます。それでも、旅券もしくは身分証明書を携帯する義務があることは、依然として変わりません。
ペットとの旅行
犬、猫、フェレットと旅行する場合、チェコへ入国するためには、下記のことが必要です:
- 動物ID – 入れ墨、または、マイクロチップが可能ですが、2011年7月2日以降は犬、猫、フェレットにはマイクロチップが必要になります。
- 動物の旅券・欧州連合諸国共通。
- 狂犬病予防接種 – 3ヶ月歳以上の動物は必要です。血清学的の狂犬病検査は、獣医により通常は予防接種と一緒に受けられます。
通関制限
チェコは欧州連合諸国に加入した以降、国境の通関手続きは終了しましたが、EUの外周諸国国境でのみ、手続きが行われています。国際飛行場のみチェックされます。 関税、付加価値税、また消費税の免税は個人用の品物に限り、適用されます。
一人当りの免税額は 300 ユーロ、航空交通の場合、一人当りは430ユーロ、15歳未満の旅行者は一人当りの免税額は 200 ユーロです。その免税額の総額にはタバコ品、酒類、燃料が含まれていません。また、持込の品物を持ち帰る場合、また、個人用の薬も免税対象になります。
タバコ品の免税制限は下記の通りです。
- 紙巻タバコ200本
- 3グラムまでの小さい葉巻タバコ100個
- 葉巻タバコ50本
- 喫煙用のタバコ 250 g
酒類の関税、付加価値税及び消費税の免税は下記の通りです:
- アルコール度22%以上、もしくはアルコール度80%以上の非変性アルコールの酒類は1リットル
- アルコール度22%までの酒類は2リットル
- 発泡性のないワイン4リットル、ビールは16リットル
10000ユーロの総額を超える、コルナや外国通貨の 現金、もしくはチェック、手形、小切手、宝石や貴金属などを輸入する場合は通関局に書面を届ける義務があります。