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プラハの外貨交換所の調査

通常レートが1ユーロ25コルナのところ、交換所によっては1ユーロわずか16コルナ

TV Novasのレポーター、Jana Schillerováが2019年4月にプラハの交換所、特に首都の主要な観光名所にある交換所を対象に調査を行いました。ここ数日の間に何箇所か回り、さらに空港の他、電車やバスの駅でお金を交換しました。

地下鉄の外貨交換所

今回彼女は地下鉄にある外貨交換所を試そうと思っていました。しかし、最初の交換所では、担当者からレートや最終的な金額に関するお知らせは一切ありませんでした。

Janaは1ユーロあたり30コルナのレートで33ユーロ40セントを受け取りました。銀行のレート(約25チェココルナ)と比べるとこれは良いレートとは言えませんが、さほど悪くもありません。ところが、チェココルナに再び交換する際に彼女は驚くことになるのです。担当者は紙幣や貨幣を念入りに調べました。結果的に1ユーロあたりわずか16コルナという信じられないレートにしかならなかったのです。

1ユーロ当たりのレートとしてはこれが最も低いものでした。先方の提示では約33ユーロが534コルナですので、Janaには1000コルナの約半分しか残らないことになります。

結果的に、地下鉄Florence駅の外貨交換所は1000コルナの交換レートが最も低いことが分かりました。空港ならユーロに交換した後で払い戻すと598コルナになったところ、主要な電車の駅ではそれよりも30コルナ少ないことになり、JanaはFlorence駅で一瞬のうちに466コルナを失うことになったのです。

もちろん、今回Janaは3時間以内なら取引をキャンセルできる権利を行使しました。しかし、交換所の担当者は彼女がレートに納得しなかったのだろうと察して取引を申し出てくるではありませんか。「もっといいレートにしてあげますよ。いくらがいいですか?レートはいくつにしたいですか?」とレポーターに言ってくるのです。

しかし、彼女が1ユーロ当たり24コルナの交換レートを申し出ると、交換所の担当者は少なくとも100ユーロ交換する必要があると言うのです。最終的には、署名もせず確認もせずにお金は戻されました。

今度は地下鉄Muzeum駅の交換所で試してみました。ここではユーロに対してかなり良い交換レートでした。ユーロからコルナに換金する場合、1ユーロにつき2コルナ上乗せされます。請求が成立した際に驚くべきことがありました。レポーターは書類を書きましたが、その後でオファーがありました。1ユーロにつき24コルナ以上になったのです。どんな通貨と交換する場合でも、外貨交換所に行くだけでは十分とは言えません。さらに試してみる必要がありそうです。

プラハ空港の外貨交換所

ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ空港には外貨交換所が1社しかありません。しかし、ここでは1ユーロ当たり18コルナかそれ以下にしかなりません。着陸した後にすぐにお金を交換する必要があるのは何と言っても観光客ですので、彼らが付け込まれることになります。Nova TVのクルーが自ら試してみました。

TV Novaのレポーター、Jana Schillerováはプラハ空港で1000コルナ紙幣1枚をユーロに交換してみました。いくらになるかと考えながらターミナル1のカウンターに行きました。「ここに署名してください、お金はこちらです」と交換所の女性が言いながらお金を渡してくれました。

レポーターは1000コルナ紙幣1枚で33ユーロ20セントを受け取りました。今度はこれをチェコ・コルナに再び交換しました。1ユーロにつき18コルナを受け取りました。つまり、Janaが手にしたのは1000コルナではなく600コルナということになります。

外貨交換所では交手数料は無料ですが、交換レートが1ユーロ当たり18コルナです。すると、どこか他で交換した場合に比べ、8コルナ少ないことになります。今回の場合、相手は386コルナ儲けたことになります。

レポーターは交換所のレシートを受け取りましたが、誰もその内容を理解することができませんでした。新しい規定により、契約してから3時間以内であれば取り消して返金を受けることができます。この対策により利用者が不正行為から守られ、1000ユーロまでの金額が対象となります。

最後に交換所の後方にいた女性が返金してくれました。しかし、彼女は同僚の支援を頼まねばならず、書類がいくつも必要だと言っていました。

外貨交換所のオペレーターは、そこの価格は世界中のどの観光地に行っても違いわないと主張しました。空港自体では価格に規定を儲けることはできないと言われています。「このオプションはチェコ国立銀行(CNB: Czech National Bank)でのみ利用できます。当社はたいへん厳しい事業権契約を結んでいます」と語るのは、ヴァーツラフ・ハヴェル国際空港の広報担当者、Roman Pacvoňです。

「最近の法改正により、交換レートは事実上交換所が競争することのできる唯一のツールとなっています」とCNBの広報担当者、Markéta Fišerováが語っています。

瑕疵は顧客の側にあるとのことです。顧客の方が現在の交換レートを判断する必要があるというのです。チェコ共和国には多くの観光客がやって来ますが、中には英語の話せない人や直接他の都市に向かう人もおり、空港で外貨を換金する以外にその機会がありません。

財務省は長らく通貨交換の実施状況に立ち向かうべく努力して来ましたが、4月からその条件を引き締めることにしました。利用者は、3時間以内、あるいは外貨交換機でお金を交換した場合は3営業日以内であれば、契約を取り消すことができます。

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